【映画】昨年度、全日本吹奏楽コンクールに出場した北宇治高校。黄前久美子も今や2年生。1年生の指導を担当することになるが、部員それぞれが複雑な事情を抱えており……。

タオルが雑巾みたいになってしまった……

事件を受けて

このたび被害に遭われた方々のご冥福と、生き残った方々の無事をお祈りいたします。あまりにも理不尽で痛々しい事件でした。私にできることなど、ほとんど何もありませんが、この記事で、一人でも多くの人に、興味を持っていただけたら幸いです。

本作『劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』は、2019年4月19日に全国公開された作品です。公開から日にちが経っており、まだやっている劇場は多くありません。私は、立川シネマシティで幸運にも観ることができました。吹奏楽が題材となっているので、美しい音色を極音上映で聴けたのはよかったです。

劇場は平日夕方の回にも関わらず、ほぼ席が埋まり、映画が終わった後、割れるような拍手が起こりました。

私自身、スタッフロールが流れてきた時には、こみ上げるものがありました。

何だこの細かい作画は……

予備知識もなく(ついでに音楽の教養もなく)、観に行ったのですが、まず作画の細かさに驚きました。

恥ずかしながら、京都アニメーションの作品をよく知らなかったので、「こんなに細かい絵を動かすの⁈」と今更ではありますが、衝撃を受けました。

全カットの絵が流麗で美しく、楽器の描き込みの多さを考えると目眩がします。一枚の描き込みもさることながら、キャラクターの動きも生き生きと可愛らしく、実在しているかのような存在感でした。

ブラボー!

みんなすごく不器用で、一生懸命

主人公の黄年久美子ユーフォニアムという楽器を担当しています。
私は詳しくないのですが、低音パートで、あまり人気がないそうです。昨年度、全国吹奏楽コンクールに出場したおかげで、新入部員が多く集まったにも関わらず、低音には4人しか入っていません。

実は、この4人が曲者なんです。

久美子は新入部員の世話役を買って出ますが、「めんどくさい~!」と投げ出したくなるのも頷ける煩わしさです。新しく入ってきた1年生達は、それぞれ複雑な事情を抱えています。それに加えて人間関係が絡み合い、先輩と後輩の間でも衝突が頻発。

これはもう練習どころじゃないのでは……。

そんな一年生の中でも、特に久石奏は強者です。
一見すると何の問題もなく立ち回るように見せかけていますが、言葉にいちいち棘(毒)があります。もちろん、それには理由があるのですが。奏の見た目は「こんな可愛い子がこの世にいるのか」というくらい愛らしい黒髪ショートです。
しかしながら、性格はかなりクセ強め。世渡り上手が一周回って逆に下手、みたいな感じで、色々こじらせています。

はっきり言って高倉健より不器用です。

そこが “めんこい” (かわいい)。

おわりに

というわけで、『劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』の紹介でした。
こんな素晴らしい作品を作った方々が、なぜ苦しい目に遭わなくてはいけないのか。考えるだけで、胸が痛くなります。
改めて、被害に遭われた京都アニメーションの方々の無事と、一日も早く元の暮らしに戻れることをお祈りします。


著者
こねこ座

こねこ座

映像作家。個人でアニメーションを制作する傍ら、ご機嫌な映画紹介ブログの管理人をしている。

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