【映画】実在する廃病院「コンジアム精神病院」を舞台に撮影を強行する、韓国最恐ホラー。

初のシネマート新宿

シネマート新宿『コンジアム』を鑑賞しました。
実は今まで訪れたことのない劇場でしたので、どんな雰囲気なのか、前々から興味がありました。
劇場まではエレベーターで移動するか、階段で登らなくてはなりません。
それが地味に面倒くさいものの、他の上映作品『ザ・バニシング』『ヘンリー』など、ラインナップには良い印象を受けました。
なかなか、攻めている映画館だと思います(『ヘンリー』は特に)。
会場の雰囲気は、個人的には落ち着きます。

韓国発のホラーが怖い

2019年に観たホラー映画の中では、現状1番満足した作品です。
美術的な仕上がりだと『ヘレディタリー/継承』(アメリカ)に軍配が上がりそうですが、“恐怖”と“観終わった後のスッキリ感”は『コンジアム』ではないでしょうか。

韓国に実在する廃病院“コンジアム精神病院”に、ホラー系youtuberの若者、ハジュンが一般参加者7人を集い、突撃取材をします。
そして、案の定ひどい目に遭うわけです。

チャラチャラした若い男女が惨憺たる目に遭うのは、ホラー映画の伝統とも言えますが、本作もそういった、ホラーに脈々と受け継がれる血のようなものを感じます。古典的手法が盛りだくさんです。
近年よく見られる主観視点ものでありながら、アクションカメラ(体に取り付けるカメラ)を7人の登場人物が全員装着しているため、それぞれの恐怖に歪んだ表情がよく見えます。
パク・ジヒョンが可愛いです。そして怖い。

こういう映画の典型なのか、序盤はとにかくyoutuberの若者達がチャラチャラしています。監督は若者に何か、恨みでもあるのでしょうか。

恐怖の対象が病院という、場所そのものなのが面白いと思いました。
私の好きなタイプのホラーです。例えば「13日の金曜日」では、恐怖の対象はあくまで殺人鬼ジェイソンですが、クリスタルレイクという場所自体は、金持ちが休暇をすごす場所として良さそうな景色が広がっています(そのギャップがいいのですが)。個人的には、恐怖の対象が広範囲だったり、環境そのものの方が好みです。
ジェイソンも可愛いから好きなんですけどね。

著者
杉本直樹

杉本直樹

個人でアニメーションを制作する傍ら、ご機嫌な映画紹介ブログの管理人をしている。映像作家であり、映画ソムリエ。

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