【映画】看護師のマーサが文通で知り合った恋人レイは、結婚詐欺師だった。レイへの想いを貫くマーサは、やがて結婚詐欺にも加担してゆく。実話を元にした作品。

これで最後にするよ(2回目)

騙されないで、その人はカツラよ

1940年代に起きた連続殺人事件を題材にしているのが本作。実在の殺人鬼を描いている点で、以前ご紹介した『ヘンリー』に近いと思いました。ただ、『ヘンリー』を観た後だと本作は平和な方に感じます。

母親と2人暮らしの看護師マーサは、ニューヨーク在住のスペイン系移民、レイ・フェルナンデスと文通で知り合います。やがて恋に落ち、結婚するために母親を捨ててニューヨークまで来たマーサは、レイが結婚詐欺師だと知ります。多少驚くものの、レイの共犯になるマーサ。2人の結婚詐欺はエスカレートし、殺人にまで発展します。

結婚詐欺はこれで最後にするよ(2回目)

手法では特に奇抜な所は見られないものの、内容は心抉られる作品。基本的に白黒で撮影されているので、過去に実際にあったんだ、という感覚は強化されています。マーサが悲劇のヒロインというより、ふてぶてしい太ったおばさんなのがリアル。そして、看護師の知識を使って、レイの結婚相手によく薬を飲ませます。マーサが怖い。

レイは、充分なお金が手に入っても結婚詐欺をやめられない、狂った嘘つき男です。子連れの母娘にも手を出します。子供が酷い目に遭う話は、耐えられません。しかし、最後はマーサによって裁かれます。その様子がまた淡々としていて、いいですね。ラストのシーンでは、「愛ってなんだっけ……」と考えさせられます。

本作は、あまりカップルや夫婦では観に行かない方がいいかもしれません。
デートで観るのはおすすめできないですね。

著者
こねこ座

こねこ座

映像作家。個人でアニメーションを制作する傍ら、ご機嫌な映画紹介ブログの管理人をしている。

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