【映画】北朝鮮の核開発が問題となった1990年代の韓国。軍人だったパク・ソギョンは核開発の実態を掴むため、北への潜入を命じられる。

超えてはいけない”境界線”

国境を越えたぞ! 

久しぶりにシネマート新宿で韓国映画を鑑賞。韓国と北朝鮮の南北関係をテーマにしていながら、緻密な脚本と迫真の演技に引き込まれます。本作は韓国で大ヒットしたようで、シネマート新宿でも、結構席が埋まっていました。

私自身、観る前は気が滅入っていたのですが、一度映画の世界に入り込むと、あっという間に時間が過ぎてしまいました。韓国映画は全体的にクオリティが高く、政治を題材にしながらもエンターテイメントに仕上げてくる印象。本作はまさにそのイメージに違わぬ出来でした。さすが『コンジアム』と『新感染』の国!

特にラストは、やばいです。

韓国版ロミオとジュリエット?

愛し合っていたロミオとジュリエット。しかし、二人の親は互いにいがみ合っており、決して結ばれることはありません。そう、本作『工作 黒金星と呼ばれた男』も大体そんな感じです。しかも実話が元になっているという。いや、熱い!

パク・ソギョンはスパイ任務のために、一旦軍人を辞職し、酒に溺れ、事業のためと嘘をついて友人から金を借りるなど、家族や身辺の整理をします。それが最初に与えられた任務なのだから驚きです。そして、北朝鮮の対外交渉を握っているリ所長と応対。相手は冷静沈着で、取引も脅迫もできるやり手。パク・ソギョンもビジネスマンのフリをして近づきますが、あくまで自分は工作員。正体がバレれば殺されてしまいます。終始張り詰めた緊張感。パク・ソギョン役のファン・ジョンミンは、演技派ですね。

おわりに

はい、というわけで『工作 黒金星と呼ばれた男』いかがだったでしょうか。本当に面白かったですねぇ。こんな映画が生まれる韓国という国は侮れません。邦画にもこういう作品がもっと出てくるといいのですが……。CMやMVを観ても、韓国は進んでいますね。

本作を気に入られた方は、もしよければ『コンジアム』もどうぞ。ジャンルはホラーですが、こちらも名作です! ではでは。